謹んで新春のお慶びを申し上げ、
世界平和とご皇室の弥栄とご家族の皆様のご平安を心よりお祈り申し上げます。

 昨年は陰の星である「二黒土星」が社会生活に影響を与える年星運でしたので、「陰の力を知る時」として、「目に見えぬ神に向かいて恥じざるは、人の心のまことなりけり」と、明治天皇の御製をお伝えしましたが、残念ながら、恥知らずの人たちによって、年金記録問題や有名食品会社の偽装問題・政官民の癒着問題など、目に見えない土の中に隠された社会問題が表面化して「まさか」の事件が数多く起こってしまいました。参議院選挙や安倍首相の退陣も混乱したまさかの時でした。また、土星は大地を意味しますので、地震災害にも充分な注意が必要な年でしたが、自然の脅威の中では、新潟中越地震が起ってしまいました。(被災された方々には心からお見舞いを申し上げます。)
 さて、そこで平成二十年の年星運を観ますと、本年は「一白水星」が中宮に入りますので、「陰から陽に転ずる純白な水の星」が今年の象意となります。この「水」は「方円の器に従って動く」と言われるように純粋で透明な水気ほど、縦横無尽な働きをしますが、水は冷たく、時には熱く、純潔なほど、他に染まりやすく、姿勢が決まったら、なかなか元に戻れない性質を特徴としています。つまり、混沌とした悲喜交々の情景であり、善悪の出来事が極端に起こりやすい年となりそうです。また、一白水星は「労働・奉仕・脇役・篤実」の星でもありますので、今年は「万物を産み出す産みの苦しみ・困難苦労の悩みも生じる象意で、一陽が二陰にはさまれ「陽気が発揮できない状態」ですが、一日の終わりと同時に一日の始まり(子年は了と一から成り、終了と始まりの一の意味)でもありますので、「発芽の年」として、希望の春を待つ準備期間の年と位置づけておきましょう。また、すべての土台であり、実行の時でもありますので、何事にも屈せぬ勇気と努力を惜しまずに行動することです。但し、基本を脱しての行動、即ち善ではない行動は「困難の星」「耐え忍ぶ星」「水害の星」「基本の座の星」ですから、最初の心構えが肝心です。

力と成長と拡大の時代から心と感性と存在感の時代へ
 二十世紀は力と成長と拡大の時代でしたが、二十一世紀は心と感性と存在感の時代です。地域でも、会社でも国でも自分自身のフィールドで存在感を出す為に「心と感性を磨け」ということです。(許し合い・助け合い・睦み合うという、日本人としての大切な心を学びましょう。)
 これからの世界は完全に格差社会の二極化となりそうです。地べたに座り込んだり、平気でタバコのポイ捨てをやったり、周りに迷惑ばかりかける若者とスポーツも学業も優秀でコメントもしっかり伝えることが出来る若者との二極化は、すでに未来を照らしています。格差社会の二極化は、はっきりとした目標を持った人間と全てに無関心という人間との差で表れます。ですから、これからは物ベースでなく人間ベースである人間力を育てることが大事です。環境問題もこのあたりから解決の糸口が見られるのではないでしょうか。

 さて、本年の運気好調な年星は【二黒土星・八白土星・九紫火星生まれの人達です。好運気を捉えて実力を発揮して下さい。【五黄土星】生まれの人は前厄に入りますので、先手必勝、前半勝負で事に当たって下さい。【六白金星】生まれの人は、本厄の年ですので、急がず焦らず現状維持が基本です。母親との交流を盛んにして新しい命をもらって下さい。【七赤金星】生まれの人は後厄ですので、年後半から上昇運への道が開けます。何事も基礎固めの年として再出発の準備をしておきましょう。【三碧木星】生まれの人は幸運や喜び事に恵まれやすいのですが、年後半から衰運に向かいますので、新知識を養う準備が大事です。【四緑木星】生まれの人は変化変動の転換期です。将来の吉凶の分岐点となりますので、冷静に自分自身を見つめ直して三年後の自分の姿を想像して行動して下さい。【一白水星】生まれの人は、これまでの九年間の生き方が問われる感謝・自覚の年です。八方塞がりの年ですが、天が開いてることを知って、先祖供養と感謝の言葉を意識して使いましょう。来年の強運気に向けて更に内部充実に心掛けておいて下さい。今年の恵方は丙(南南東)の方位で幸運色は水色(黒・白)です。大いに活用して運気を高めて下さい。本年も皆さまにとって充実した一年でありますことを心よりお祈り申し上げます。  
 
尚、年中最運日の【初午大祭は二月十二日に斉行】致しますが、今年から、開運「くまもと初午をどり」を二月八日・熊本市民会館にて開催致します。
両日とも、ぜひ運を開く為に稲荷福詣りにお越し下さい。
 
平成二十年・戊子(閏)年・宮司拝